【セロリ 栽培】美味しく育てるためには…

独特の匂いのあるセロリ。シャキシャキとした食感がサラダにピッタリ!好き嫌いが分かれる食材ですよね。セロリはたくさんのビタミンやミネラルを含む野菜で体に良い成分が含まれています。

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今回は、そんなセロリについての育て方のポイントや種まき、種植えの時期や方法などを紹介したいと思います。

セロリの育て方のポイント

有機質が豊富で、適度に育った土で栽培していくのがポイントです。セロリは地中海沿岸が原産で、15〜25度の程よい気温を好みます。気温が25度以上、15度以下になると発育に支障が出るので、栽培する季節はきちんと守りましょう。

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また、湿った土を好むので、株元を腐葉土やマルチで覆っておくと、乾燥を妨げて泥はねによる病気も防げて一石二鳥ですよ。

セロリを栽培しよう!種まきの時期と方法は?

5〜6月に種をまいてから丈夫な苗に育つまで1.5〜2ヶ月と、セロリは育苗期間の長い野菜です。育苗箱で苗を育て、苗が十分に育ってからプランターや鉢に植え付けたほうがうまくいきます。乾燥した環境が苦手なので、水やりを欠かさないことがよい苗を育てるコツになります。

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1.セロリの種子はかなり小さいので赤玉土では隙間から流れてしまいます。

2.土に3〜5センチ間隔でまき溝を付けて種をすじまきにするか、土の上に種をばらまく。

3.種に土は薄っすらとだけかぶせ、種子が流れないように注意してたっぷりと水やりをする。

4.日当たりのよい場所で、土が乾かないよう水やりをしながら管理する。

5.10〜15日くらいで発芽し、本葉が2〜3枚植えたら2〜3号の育苗ポットに生育の良いものを選んで植え替える。

6.土が乾きそうになったら水やりをして管理する。

7.本葉が7〜9枚になったらプランターや地面に植え替える。

セロリの苗植えの時期と方法は?

市販もしくは自分で育てた苗は、6月中旬〜8月にかけて植え付けていきます。温かい地域であれば9月頃まで植え付けできますよ。

  • 鉢・プランター

10号鉢に1株、60センチプランターなら2〜3株が植え付ける苗の数の目安です。市販の野菜用培養土か、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1にスプーン1杯(10〜20g)の石灰を混ぜた土を使いましょう。

容器の縁から下2〜3センチまで土を入れたら、スコップで植え穴を掘り、苗の根をほぐさずに植えます。株の基部に土が被らないように、浅めに植えましょう。

  • 地植え

植え付ける2週間前から土の酸性度合いを調節していきます。深さ30センチくらいまで畑の土を耕したら、1mあたりコップ1杯(200g)くらいの野菜用化成肥料を土に混ぜ込み畝を作ります。

畝は幅60〜70センチ、高さ20センチくらいで、たっぷりと水をかけたら表面を黒マルチで覆うと良いでしょう。水はけの悪い畑では畝を高くしましょう。株同士の間隔は、25〜30センチあけます。株の基部に土が被らないように浅めに植えましょう。

セロリの水やり、肥料の与え方は?

  • 水やり

少し湿った環境を好みます。地植えの場合、マルチングしてあればよほど乾燥しない限り水やりは必要ありません。水やりをするとき、穴から株元へ注ぐように与えます。鉢やプランター植えは、土の表面が乾く前に水をたっぷりやるようにしてください。

乾燥しすぎると、生育不良を起こしてしまいます。水はけが悪いと根腐れをしてしまうので注意しましょう。

  • 肥料

セロリは、肥料を与えるとよく育ちます。苗植えの1週間後くらいから収穫するまでの6月中旬〜9月頃に肥料を与えていきましょう。液体肥料なら1週間に1回、油かすや化成肥料なら2〜3週間に1回のペースです。

1回の追肥の量の目安は、1mあたり化成肥料50〜100g程度です。

セロリの育て方で注意することは?

上向きに茎がどんどん伸びて、株元がぷっくりと肥大してきたら、わき芽や枯れた下の方につく葉っぱは手で取り除いていき、株の風通しをよくしていきます。

特に黄色く変色した葉っぱや土に触れた葉っぱは、病気の原因になるのでこまめに摘み取ると良いですよ。

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セロリの収穫の時期と方法は?

草丈が30〜40センチになる10〜12月が、セロリの収穫の適期です。霜にあたるとすが入ってしまうので早めの収穫を心がけましょう。セロリの開花は低温遭遇後に暖かくなってからになります。一気に収穫せずに、外葉から順に収穫していってもいいですよ。

セロリの栽培で注意する病気や害虫は?

セロリの栽培で注意するのはアブラムシです。株をちょくちょく観察して、被害が少ないうちに粘着テープなどで絡めとってしまいましょう。防虫ネットで株を覆っておくと、飛来を妨げます。

たくさん発生してしまったときは、野菜に使える殺虫剤を散布して退治していきます。

セロリは栽培の工夫で、茎を白くすることもできる

自分で栽培したセロリの茎は、きれいな緑色をしています。見慣れたセロリとは違うなと感じるのは、市販されているものが軟白さいばいされているものだからなんです。

見た目が美しい軟白栽培が好まれますが、普通に栽培したものよりも栄養価が低くなってしまうので、家庭菜園で育てるならたっぷりと太陽に当てて育てるのがおすすめです。白い茎にしたいときは、草丈が15センチくらいになってきた時点で、株元を新聞紙や遮光フィルムで覆うようにします。

以上、セロリの栽培方法でした。サラダやスープでも美味しい、お肉にもよく合うセロリを栽培してたくさん食べましょう。

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