【比較!!】初代機と第2世代Google Next Hubの違い

「Google Next Hub」の第2世代機がグーグルから2021年5月5日に発売された。新旧モデルの見た目は一緒だが、中身がかわっていたので比較してみた。

価格の違い

2019年に初代のGoogle Nest Hubが、1万5120円で発売された。新しい第2世代のモデルは低音再生を強化した他、グーグル独自のレーダー技術を搭載するMotion Sense テクノロジーによる簡易なジェスチャー操作に対応。さらに新機能の「睡眠モニター」を加えながら、価格が1万1000円とかなり手頃になった。

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初代機 1万5120円 → 2世代機 1万1000円

音質も改良された

音を聴いてみると、第2世代の音楽、映画の効果音は一体感のあるサウンドで聴きやすくなった。

Netfrixでドラマを再生すると、セリフの聞こえ方が格段に違っているのだ。新しいGoogle Home Nestは十分に力強く、まとまりの良いサウンドを楽しめることができるので音楽をよく聴かれる方は第2世代の

Google Home Nestに買い換える価値がありそうだ。

ベッドサイドでの動画鑑賞にも最適

Google Nest Hubが搭載する7インチのディスプレーは、寝室の枕元に置くとちょうど良いサイズ感であることがとてもよく実感できる。

就寝前にNetfrixやYouTubeの動画を見る際に「夜間モード」でディスプレイの光を調節して目に優しい画質で見ることができる。

共通して言えることは、スマート家電の視覚情報付きコントローラーとして優れているということだ。眠る前にスマート照明の灯りを落としたり、照明のホワイトバランスを調整して心地よい睡眠環境にチューニングできる。また、7インチという画面サイズもちょうどよい。

「ハンドジェスター」画面に触れずに操作できる

第2世代のGoogle Nest Hubには60GHz周波数帯の電波を使って、デバイスに触れることなくハンドジェスチャーのMotion Senseによるリモコン操作を可能にする「Sori(ソリ)レーダー」が内蔵された。

新しいGoogle Nest Hubが対応するハンドジェスチャーは、Pixel4シリーズよりもボリューは少し控えめ。タイマーの停止とアラームのスムーズ切り替えに限られる。

ハンドジェスチャーは本体から約1.5メートル位離れた場所から手をかざしても、認識してくれる。本機をデスクトップなどに置いた場合、手を伸ばせば指が指が届く範囲よりも、さらに距離を離した範囲から簡単な操作ができるようになるので、設置の自由度はアップする。

常に手に持った状態で画面を触っていることが多いスマホよりも、据え置き型のスマートディスプレーのほうがMotion Senseによるクイックジェスチャー操作を搭載する意味がある。

ハンドジェスチャーでテレビのチャンネルを切り替えられたりすると便利ですね。

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音楽性が増した

音を聴いてみると、第2世代のほうが音楽、あるいは映画の効果音として一体感のあるサウンドが聴きやすくなっていた。女性ボーカルがリードするジャズバンドの演奏を再生してみると、音楽のエネルギーを浴びながら聴くような充実感が得られる。より肉厚なウッドベースのグルーブ感が良い。

ピアノやサキソフォンの音色も華やかに感じられる。

元々Google Home アプリから低音と高温のバランスをイコライザーで調整できる機能もあるが、これを使わなくても新しいGoogle Home Nestは十分に楽しむことができる。

Netflixでドラマを再生してみても、セリフの聞こえが格段に良くなっていた。スピーカーの音質が向上して、第2世代のGoogle Home Nestに買い換える価値がありそうです。

新機能の「睡眠センサー」

Google Nest Hubの新機能である「睡眠センサー」の一歩を踏み込んだレポートは、また機会を改めてお伝えしたい。

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睡眠センサーはSoliレーダーを使う。カメラや他のウェアブルデバイスは、使わない。寝ている間、呼吸時に発生する身体の“動き”だけをMotion Senseでトラッキングしながら、睡眠状態を計測するという機能だ。

さらに本体に内蔵する環境光センサーと温度センサーにより、咳やいびきなどの睡眠障害、環境光や温度の変化を検出して、睡眠によくない影響を及ぼしそうな要素をセルフチェックできる。毎日の睡眠ステータスは本体のディスプレーに結果がグラフと数値で表示される。

スマホのGoogle Fitアプリから睡眠のデータを振り返られる。アプリは睡眠の質を改善するための簡易なアドバイスなども提供する。

アップルの「睡眠」アプリとの違い

Apple Watchは寝るときも身につけて「睡眠」アプリを使っているが、両方のデバイスが「眠っていた時間」として計測するとほぼ一緒だ。

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Motion Senseによる入眠から起床まで驚くほどに正確だ。

Apple Watchは眠ている間の心拍数をモニタリングするが、第2世代のGoogle Nest Hubはウェアラブルデバイスを付けていなくていびきや呼吸の状態を見守ってくれる。

日本の暑い夏場にも使いやすそうだ。

睡眠機能は、グーグルが無料提供すると発表している。その後の有料化のスキームについては今の所定まっていないようだが、ユーザーとしては無料で使える今のうちに、自分のライフスタイルとどのようにマッチするのか色々試せる機会を活用しない手はないと思う。

音楽再生など完成度が格段とアップして、更に新機能も加わった第2世代のGoogle Nest Hubが前の機種よりも安易に変えるようになった。

また、睡眠モニター機能が加わったことで、第1世代のモデルから“もはや別物”というべき進化をグーグルのスマートディスプレーが遂げようとしている。

すでにGoogle Nest Hubシリーズを持っている方も、買増する価値のあるデバイスではないだろうか。

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